2010年6月25日金曜日

Merlin再生作業

 さて宮古島にてハンドルに不具合が発生した私のマーリンですが、部品交換するに当り、やはり1インチのアヘッド、ハンドルクランプ径が26.0という旧規格ですとなかなか部品を入手することが出来ません。 (その代り、スレッド用のステムやφ26.4のハンドルなら腐るほど持っているのですが・・・・)

 フレームは90年代後半の物ですが、さすがはチタン!まだまだ重たい私を乗せて、現役で走れそうです。(チタンは錆びず、金属疲労しにくい素材です)

 さてどうしようかなと考えていたところ、このブログを読んだ知人がこの様な物を出してくれました。

(と、言いますか合せておごらされる事となりました!? ← 何回だぁ?)

日東チタンハンドル

 日東さんの確か80年代後半の50本限定の製品です。(パールステムもチタン製が限定で有ったはずですが!)

 当の本人は購入後、大事に保管していたようですが、オーバーサイズ全盛となった現代では「宝の持ち腐れ」となってしまったようです。(それでもチタンは腐りません!)

 幅は400mmのため、私には少し狭いかなと思ったのですが、フレームにあわせて「チタン」ということに引かれて入手してしまいました。

最近のアナトミック形状ではありませんが・・(3tttビオモルフェ(下)と比較(これも古いか?))

 そこで知人から一言!「お前はチタンマニアだなぁ?」

 思えば、フレームは元より、ステム、アヘッドスペーサ、シートピラー、サドル(のベース)、シートピン、ホイールクイックシャフト、ボトルゲージ、スプロケットの一部(デュラ)、そして今回ハンドルもチタン製となってしまいまし た。(決して素材ヲタクではありません!?)

 クロモリが全盛期の昔ならともかく、カーボンが主流の今となっては、チタンは「軽い素材」というよりは「丈夫な素材」と言うべきなのでしょうか。(重い私をしっかり支えてくれます。)

 乗り心地はカーボンと違い、踏むと「ちょっとよれてグッと戻る」と言う反発感は無く、「軟弱者め!」とばかりに「よじれ」もせず硬く感じます。

 但し私のはヘッドサイズが1インチと言うこともあり、コラムもカーボンのフォークにて ITMのカーボンハンドルを付けていたころは、立ち漕ぎをすると「ピキ、ピキ」と言う音を立てながらハンドルが「よじれ」ておりました。(この自転車で 柔らかめのカーボンハンドルちょっと怖いです!)

 今回のハンドルを入手したことで、もう少しはマーリンに乗ることが出来そうです。

 余談ですが、最近ネットなどでチタンボルトを簡単に入手できるようになりましたが、トルクの掛かる場所は必ず「6AL-4V」の材質のボルトをご使用ください。 「3AL-2.5V」の材質では簡単に「なめて」しまうことがあります。(軽いですけどね!)

2010年6月16日水曜日

ツールド宮古島2010(今振り返ると・・)

 今回いろいろとトラブルはありましたが、取りあえずは無事に帰ってくることが出来ました。


 リザルトは店長よりのインフォメーションをご参照ください。


 皆さん、走る前には自転車の点検とヘルメットなどの保安用具の確認をしっかり行ないましょう。
(お前が言うなって?)


 またレース中の集団走行では、自分が注意しても他人の落車に巻き込まれる場合がありますので充分注意しましょう。
 今回宮古島の風景の中で走れたことが、大変良い思い経験となりましたが、来年は制限時間をもう1時間延ばして戴けませんか?もっと風景を楽しみたいのですが・・・・
(今度はツーリングにしようかな!)

レースが終わって・・・

ツールド宮古島2010(6月6日:そして・・・)

 (あの、暑いんですけど・・・・) 決して私がデブだからではありません。(シツコイって?)

 レース当日、見事な快晴でまだ7時前というのに暑い・・・。サングラスが曇っていく!

 高まる緊張と暑さの中、7時10分スタート。

 走り出してすぐ、来間島までの来間大橋や、池間大橋など、宮古島の海の景色は最高で、伊良部島の3台の風力発電タワーが見える風景などは、まさに一見の価値が有りました。 (ただレース中なので写真を撮っている暇が無い・・・・・)


池間大橋より (レースの次の日に撮影)

 20分くらい走ったころでしょうか。集団からは遠く置いていかれましたが、目の前を救急車が走っていきます。

 「落車かぁ?」

  救急車が停車しているところに着くと、なんとN山さんが座っているでは有りませんか?

  「大丈夫?」「ダメみたい!」

  短い会話では有りましたが、落ち込んでいるN山さんを見るのは初めてでした。

 その後、1時間もしないうちにほとんど一人旅状態となり、さびしく走っておりました。 (エーン!)

 チャックポイントの比嘉ロードパーク前の最大の上り坂に掛かったころ、レース中にも関わらず携帯電話が鳴り出しました。

  時間を見るとチェックポイント制限時間の10時30分を10分以上も過ぎ、誰かからの通過確認かと思って無視していたところ、それでも延々と携帯電話はなっております。

 「誰だよ!」

 と止まって電話を見るとN山さん。出るとトーンの低い声で

 「救急車で運ばれた。骨折していた。誰か迎えに来て!」「コッセツーゥ!?」

  急いでT岡さんに電話にて状況説明とN山さんの迎えをお願いしていると、コース脇にいたオフィシャルの方が近づいてきて

 「大丈夫ですか。救急車を呼びますか?」「いえ、私ではありません!!」

  という漫才をしてしまいました。(ノンフィクションです!)

 その後、動いてしまうハンドルを押さえ、立ち漕ぎも出来ず、フラフラになって 坂を上り、約30分遅れでチェックポイントに着いたのですが、片方のゼッケンを取られて回収車の人となってしまいました。

 でも一応、当初の宣言とおりに65kmは走ることが出来ました。

こんな景色がいっぱいです。

ツールド宮古島2010(6月5日:成せば成る!!)

 南国の天候で暑苦しく、5時過ぎに目が覚める。

 エアコンを掛けてもう一度寝ようかと考えていたところ、T久さんより10時前に宮古島に着くとのメール!(て、言う事は5時前に出発したの?)

 同室のK暮さんはN山さんと宮古島試走のため出て行った・・・・
 「宮古島まで来て暇だぁ・・・」

 6時半ころに、ホテルの窓からの朝日を撮ってメンバーにメールを送るとすぐに 店長より「泣き」の返信があった。

見よ!この素晴らしい風景!



  「あんた寝てないね・・・・」

 その日は1日中レンタカーでホテルと空港の往復! 皆さん2台以上の自転車を持参して戴きました!

  「うん!成せば成る!」

 I藤さんを向かえに行ったとき、実は少し遅れてしまったのですが、このオトーサンは子供のごとく、待っていられない!とばかりに自転車をで空港の周りを走って回っておりました。(お嬢さんたしか大学生だよね?)

 夜には自転車も到着!(但し、半分だけ!)おかげさまで私の自転車も届いておりました。

 店長も合流し、ロビーを占領して荷解きと組上げ作業を開始する。

 「店長、目が赤いよ!」

 「ん!?ハンドルが締まらない!?」

 私の自転車で、ステムのハンドル固定ボルトが「ナメ」掛けていてうまく固定できない!

 店長よりあまった自転車よりボルトを戴いたのですが、やはり固定できない!

 私の自転車は1インチのアヘッド仕様なのですが、ダンシングするとステムが抜けてくるという症状となり、出発前にステムを替えたのが「アダ」と成ってしま いました。 (私がデブだからではありません。)

このステムが抜けてくるのです!(だから替えたのに!)


 やはり現行のオーバーサイズのごとく、直径を大きくして、断面積を増やして強度を上げるということは、理にかなった手法です。(決して私がデブだからではありません。)

 また今考えれば、とんでもない組み合わせをしておりました。
ハンドルは3tttのモルフェ、ステムはチネリのグランモ。一昔前では考えられない組み合わせです。

 アヘッドが出る前のころの両社は、絶対に組み合わせられない仕様でした。 両社ともサイズ表記はφ26.0ですが、実際のサイズはチネリが φ26.4、3tttはφ25.8でした。

 今回使用したステムのグランモは時代も変わり実測φ26.0の仕様のものですが、ハンドルはφ25.8ということもあり、うまく固定できなかった模様です。(どこかのカタログにOKって書いてなかったっけ?)

 交換後に試走しなかったのは私のミスです。(決して、決して私が「デブ」だか らではありません!)

 明日はどうなるのか・・・・・

2010年6月15日火曜日

ツールド宮古島2010(6月4日:嵐の予感・・・・・自転車が無い!?)

 この日は羽田空港にてN山さんと合流。

 カウンターでは手荷物として自転車を預ける人がチラホラ。中には輪行袋より自転車がはみ出している人も居たりして。

 その後、N山さんは機内で「愛妻弁当」を食べ、(私はサンドイッチを買いまし た)無事に那覇、宮古島へと移動を完了。

 この時、誰もこれから起こる事件を知る由もなかった・・・・・

 宮古島空港よりレンタカーにてホテルへ直行! フロントにて受付を済ませると、ロビーに送られてきた自転車を見て、

 「無い、うちらの自転車が送られて来ていない!!」

  先週末に西千葉店より発送した10数台の自転車が1台も来ていない!フロント に確認するとすでに本日の配送は終わっているとのこと。

 荷物の問い合わせ番号 が解らないため、取りあえず店長に連絡。

 明日来るだろうと楽観的な気持ちで、ホテルよりの風景を眺めていると、K暮さんがホテルに到着。

 N山さんとK暮さんは手荷物で自転車を持参しているため、明日の試走の打ち合わせ。

 「ん~!明日はレンタカーの運転手かぁ?」

  などと考えていると22時過ぎに店長より電話、どうも発送した自転車は半分だけ明日夜に届き、あとの残りは間に合わないとのこと!

 「なんだそりゃ?」

  この時、西千葉店では地獄が始まっていた!(らしい)

  運送会社とのやり取り、宮古島に行かないメンバーに電話して自転車を借り、5日に移動する人たちに連絡して手荷物にて自転車を運ぶ手続き、調整など・・・・・

 そんなことも知らずに夜は更けていった・・・・・

沖縄名物「さんぴん茶」

ツールド宮古島2010(テンマツ記)

お久しぶりです。 宮古島でのレースが終了して約10日、何もUPせずに申し訳ありません。


7日の夜に帰って来たのですが、つぎの日よりここに行っておりました。



(仕事ですってば!!)

さて店長よりのインフォメーションにて皆様ご存知とは思いますが、今回の宮古島での出来事を時系列的に書かせて戴きます。